ファイヤーチャレンジの事故に思う見られたい人と見てもらいたい人

youtubeでは度々危険行為が元での事故が起きています。
そしてまたこのような事故が起きてしまいました。

アメリカ・ミシガン州デトロイトに住むティムヤ・ランダースちゃんは、家に遊びに来た友だち2人と軽い食事をして遊んでいた。YouTubeに投稿されていたファイヤー・チャレンジの動画を見て「面白そうだからやってみよう」と軽い気持ちで火をつけたという。

身体の49%に火傷を負ったティマヤちゃんは現在、人工呼吸器につながれている。数カ月間入院する見込みで、医師によると、将来、皮膚移植を受ける必要があるという。

ここで1つ冷静になって考えてほしいのですが
youtudeで大きく成功をして人気者になった人たちは
「人が見たいことを見せる・自分が見せたいことを見せる」という手法で自然と人気になっています。
例えばユーチューバーの代表者HIKAKINさんであれば
「こういうのが見たい子供がいるだろうな」というような目線や
「世間はこういうことが知りたいだろうな」ということを配信しています。
ただ「早く話題になりたい」「俺もスターになりたい」と思うような人は
過激なことをしがちです。要するに「見られたい人」の行動を取ってしまいます。
もちろん目立つこともとても重要な世界ではあるのですが
注目されるために自分に火を付けたり、他人に迷惑をかけるような行為に
手を染めるような人が本当に後を絶たないことには警鐘を鳴らすべきです。
これは私がプロレスファンだから思うことですが
基本的にベーシックなプロレスをしているのが新日本プロレスや全日本プロレスでした。
ここに対抗するためにデスマッチを考案した大仁田厚選手は、電流爆破であったり
有刺鉄線バットなどを使い邪道と呼ばれました。
このケースは大成功をおさめましたし、リスクを取ることで
知名度を飛躍的に伸ばすということは確かに全てが悪ではありません。
ただ大仁田厚選手の場合はポリシーを持ってやっていました。
でもyoutubeで危険行為や迷惑行為をして視聴数を増やそうという人は
ポリシーを持っているとは思えませんし、自らの身体を犠牲になんて
本当はしたくないでしょう。
だから最終的な成功までたどり着けないのだと私は思います。
また、youtubeでは再生数が多ければ広告費も入ってきますが
それが以前より下がっていますし、その分だけ過激なことをしないと
再生数が伸びないということも原因しているのかもしれません。
私の場合は自分が好きな競馬であったり番組制作をしていますし
youtubeで稼ごうとするのではなく、youtubeが入り口になって
バックエンドに来てもらおうという考え方で利用をしているのですが
多くの人はyoutubeで人気になって稼ぎたいということだけが先行すると
これからも悲しい事故や他人が巻き込まれる事件は増えていくことでしょう。
インスタグラムなどでもそうで、ネコ好きな人がネコをアップし続けていたら
いつの間にかインスタグラマーなっていたというようなことは多いです。
でも今は「注目されるために」という理由で危険な場所で撮影をしたり
借金をしてまでブランド品を購入してそれをアップしていたり、
また撮影だけして返品するというような人も増えています。
この場所が好きだからと写真を撮影する人とは違って
「インスタばえしますよ」と書いておけば、それが汚物だったとしても
人が群がるのではないか?というような時代になっているのが現実です。
しかし、これを子供たちに「間違いだよ」と教える・・・ことも難しいんですよね。
だって世界中がまだyoutube初心者でSNS初心者、それぐらいの歴史しかないのですから。
専門家ぶっている人だって長くて5年程度の経験値しかないわけですから。
意外とこれは人類がこれから直面する本当に大きな問題になるのかもしれません。